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2019.11.28
2024.10.10
1月から12月まで、それぞれの月には宝石があてはめられています。
生まれ月の宝石である誕生石を身に着けると幸福が訪れるとも言われており、相手の誕生石をあしらったジュエリーなどは、誕生日などの贈り物としても喜ばれるでしょう。
そんな誕生石に選ばれている宝石は、ひとつひとつ異なる意味を持っています。
今回は各月の誕生石一覧と、それらに込められた意味まで詳しくご紹介していきます。
誕生石とは、冒頭でもご紹介したように1月から12月までのそれぞれの月にあてはめられた宝石のことを指しています。
古くからお守りのような存在として、自分の誕生月の誕生石を身に着けることで幸福が訪れると親しまれてきました。
諸説ありますが、旧約聖書の『出エジプト記』に出てくるイスラエルの祭司長の胸当てにはめ込まれた12種類の宝石や、新約聖書の『ヨハネの黙示録』で描かれている聖都の12の城門をそれぞれ飾る12個の土台石などがその起源であるとされています。
聖書などを由来とする12の宝石が、お守りとして身につけられるようになったのは18世紀ごろのポーランドで、移住したユダヤ人商人によって広められたとされています。
そこから20世紀に入り、アメリカなど各地で広がった12の宝石ですが、宝石の交易が活発になると同時にその種類には各地でばらつきが出るようになってきました。
そこで、正式に「誕生石」として制定されたのが1912年。宝石のさらなる普及を目的にアメリカの宝石商組合によって定められた誕生石は、1952年に複数の団体による改定を経て、現在の誕生石の基準となっています。
日本では、アメリカで定められたものを基準に1958年に全国宝石卸商協同組合によって珊瑚とヒスイが加えられたものが最初とされます。
その後、日本でも様々な団体が独自に誕生石を導入したことで業界内での統一が取れていなかったことや、ジュエリー市場の盛り上げなどを理由に、全国宝石卸商協同組合・日本ジュエリー協会・山梨県水晶宝飾協同組合によって2021年には63年ぶりの改訂が行われ、計10種類の宝石を追加して現在の形となっています。
日本でもアメリカの誕生石を基準として独自に制定されているように、誕生石は国によって微妙な違いがあります。
日本・アメリカ・イギリス・フランスの誕生石を例として比較してみましょう。
日本 | アメリカ | イギリス | フランス | |
1月 | ガーネット | ガーネット | ガーネット | ガーネット |
2月 | アメシスト クリソベリル・キャッツアイ |
アメシスト | アメシスト | アメシスト |
3月 | アクアマリン 珊瑚 ブラッドストーン アイオライト |
アクアマリン ブラッドストーン |
アクアマリン ブラッドストーン |
ルビー |
4月 | ダイヤモンド モルガナイト |
ダイヤモンド | ダイヤモンド 水晶 |
ダイヤモンド サファイア |
5月 | エメラルド ヒスイ |
エメラルド | エメラルド クリソプレーズ |
エメラルド |
6月 | 真珠 ムーンストーン アレキサンドライト |
真珠 ムーンストーン アレキサンドライト |
真珠 ムーンストーン |
ホワイトカルセドニー |
7月 | ルビー スフェーン |
ルビー | ルビー カーネリアン |
カーネリアン |
8月 | ペリドット サードオニキス スピネル |
ペリドット サードオニキス スピネル |
ペリドット サードオニキス |
サードオニキス |
9月 | サファイア クンツァイト |
サファイア | サファイア ラピスラズリ |
ペリドット |
10月 | オパール トルマリン |
オパール トルマリン |
オパール | 真珠 アクアマリン |
11月 | トパーズ シトリン |
トパーズ シトリン |
トパーズ | トパーズ |
12月 | ターコイズ ラピスラズリ ジルコン タンザナイト |
ターコイズ ジルコン タンザナイト |
ターコイズ | ターコイズ マラカイト |
上の表からも分かる通り宝石の意味は国や地域によっても捉え方が変わるため、誕生石がひとつだけでなく複数割り当てられている月も存在します。
誕生石が複数あってどれを身につけたら良いかわからない、と迷っている方もいるかもしれませんが、どれを身につけた方が良い、どの宝石が一番正しいなどといった決まりはないため、お好きな宝石を自由に身に着けてくださいね。
もちろんその月のすべての宝石を揃えて、その日のファッションに合わせて身に着ける、といったことも問題ありません。
身に着けると幸福になると言われており、お守りのような役割もある誕生石は、ジュエリーをプレゼントする場合の参考にするのもおすすめです。
宝石にはそれぞれ意味も込められているため、例えば複数の誕生石がある月でひとつを選ぶ際などは、その意味から選択するのも良いかもしれません。
意味を知っていれば、プレゼントにも自身で身に着けるジュエリーにも、より特別感を感じられるのではないでしょうか。
1月 | ガーネット:真実、友愛、忠実 |
2月 | アメシスト:誠実、心の平和 クリソベリル・キャッツアイ:驚嘆、守護、慈愛 |
3月 | アクアマリン:勇敢、聡明、幸福に満ちる 珊瑚:幸福、長寿 ブラッドストーン:勇気、救済、献身 アイオライト:貞操、自己同一性、誠実 |
4月 | ダイヤモンド:清浄無垢 モルガナイト:清純、愛情、優美 |
5月 | エメラルド:幸福、愛、献身 ヒスイ:繁栄、長寿、幸福、安定 |
6月 | 真珠:健康、長寿、富 ムーンストーン:健康、幸運、愛の予感 アレキサンドライト:高貴、情熱 |
7月 | ルビー:熱情、仁愛、威厳 スフェーン:永久不変、純粋 |
8月 | ペリドット:夫婦の幸福、和合 サードオニキス:夫婦の幸福、幸せな結婚 スピネル:成功、勝利、努力 |
9月 | サファイア:慈愛、誠実、徳望 クンツァイト:無償の愛、純粋 |
10月 | オパール:希望、幸運、純潔 トルマリン:潔白、無邪気、希望 |
11月 | トパーズ:友情、希望、潔白 シトリン:繁栄、希望、富 |
12月 | ターコイズ:成功、繁栄、健康 ラピスラズリ:真実、幸運 ジルコン:やすらぎ、生命力、成功 タンザナイト:知性、冷静、神秘 |
それでは、各月の誕生石をひとつひとつ、その特徴や意味なども合わせて見ていきましょう。
深みのある美しい赤色が特徴的なガーネットは、古くから魔除けや勝利へ導く護符として大切にされてきた石です。
赤色のものが主流ですが、オレンジや緑、シャンパンゴールドなど豊富なカラーがあります。
小粒の鉱物が集まったユニークな形の原石が特徴的で、その果物の柘榴(ざくろ)に似た姿から、ラテン語で「種子」を意味する「granatus(グラナタス)」が語源となり、ガーネットと呼ばれるようになりました。和名でも「柘榴(ざくろ)石」と呼ばれています。
ガーネットは、「真実」「友愛」「忠実」といった意味を持っています。
勝利へ導くお守りとして用いられてきた歴史もあり、目標へ向かって努力する人への贈り物にもおすすめですね。
ガーネットについて詳しく見る
ミステリアスで美しい紫色を持つアメシストは、和名では「紫水晶」と呼ばれる水晶の一種です。「アメジスト」と表記されることも多いですが、どちらも間違いではありません。
内包物が少なくガラスのように澄んだ光沢感があるのが特徴で、ジュエリーを彩るカラーストーンとしても人気があります。
古くからアメシストには平静さをもたらす力があると考えられていたことから、その語源もギリシャ語で“酒に酔わない”という意味をもつ「amethystos(アメティストス)」からきています。
アメシストには、「誠実」「心の平和」といった意味があります。
心を平静に保ちたいという方は、お守りとして身に着けてみてはいかがでしょうか。
アメシストについて詳しく見る
ハチミツ色の地色に、一筋の光を宿したクリソベリル・キャッツ・アイ。火山石の一種で、緑から黄色の美しい色をしています。
クリソベリルの名前の由来は、ギリシャ語で黄金を意味する「chrysos(クリソス)」と、ベリル元素を意味する「ベリロス(beryllos)」。
猫の目のような表面の光はシャトヤンシー、もしくはキャッツアイ効果と呼ばれる反射効果で、結晶に対して平行になるようにカボション・カットすることで現れます。
ベリルやトルマリンなど、ほかにもキャッツアイ効果が現れる宝石はいくつかありますが、キャッツアイが最も美しい宝石はクリソベリル・キャッツ・アイだと言われています。
「守護」「慈愛」「驚嘆」などの意味を持っており、アジア圏では古くからお守りや魔除けとしても親しまれてきました。
クリソベリル・キャッツ・アイについて詳しく見る
澄んだ淡い青色が美しいアクアマリン。海を思わせるその色合いから、海の力を持つと考えられている宝石です。
その名前もラテン語で水と海を意味する「Aqua(アクア)」と「Marinus(マリン)」からきています。
夜の闇の中でもわずかな光を受けて煌めく姿から「人魚石」「夜の女王」とも呼ばれ、中世ヨーロッパでは夜会に身に着けるジュエリーとして貴族から愛されてきました。
「聡明」「勇敢」といった意味もありますが、結婚4年目の結婚記念石でもあり、「幸せな結婚」を象徴する石です。
結婚や出産のお祝いにもぴったりで、贈られた人はもちろん、贈った人も幸せになれるという言い伝えがあります。
アクアマリンについて詳しく見る
朱色や鮮やかな赤色にツヤを宿した珊瑚は熱帯から温帯域に生息する生き物で、真珠と同じ有機質の宝石です。
英語名はcoral(コーラル)で、ギリシャ語で「小さな玉石」を意味する「Korallion」が由来になっているという説があります。
珊瑚の持つ意味は、「幸福」「長寿」。
血液を連想させる色合いや、長い年月をかけて育つその性質から、強い生命力を象徴する宝石だと考えられ、厄災や病魔から守る力を持つと信じられていました。
赤色は生命力を意味していたり、桃色は絆を深めてくれると言われていたりと色によって持つ意味も異なりますが、持ち主の心身を健やかに保ち、活き活きとした日々をもたらしてくれます。
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深いブルーやグリーンの地色に、酸化鉄による血が飛び散った跡のような赤い斑点模様が浮かぶブラッド・ストーン。
カルセドニーの変種であり、ジャスパーという石の一種です。
その見た目通り英語で「Blood Stone」、つまり「血の石」と名づけられていて、日本名もそのまま「血石」(ちせき)と呼ばれています。
他にはない神秘的な見た目で特にヨーロッパで人気が高く、彫刻やカメオに加工されて愛されてきました。
その妖しい見た目から「負のパワーを秘めているのではないか?」と勘違いされがちですが、その意味は「勇気」「救済」「献身」とされるなど、実際は持ち主を負のパワーから守る、ヒーリング能力に長けた石だと言われています。
ブラッドストーンについて詳しく見る
澄んだ青紫色が美しいアイオライト。すみれの花のようなその色からギリシャ語ですみれ色を意味する「ion」と、石を意味する「lithos」が名前の由来です。
その名から和名でも、菫(すみれ)の文字が入った「菫青石(きんせいせき)」と名づけられました。
タンザナイトと同じく多色性がある宝石で、見る角度や明かりの条件によって青や灰色、黄色と、変化します。
「貞操」「誠実」などの意味とともに、その性質からかつてバイキングがコンパス代わりにしていたという言い伝えがあり、夢や目標に向かうための道しるべとなってくれる「ビジョンの石」とも言われています。
アイオライトについて詳しく見る
言わずと知れた宝石の王様ダイヤモンド。炭素のみで構成された地球上でもっとも硬い鉱物で、カットされたものはどの宝石よりも高い屈折率と分散率を誇ります。
その硬さと圧倒的な輝きから、持ち主の望むものを守護する力があると言われています。ダイヤモンドの名前もそんな力を象徴するように、ギリシャ語で「無敵」「征服されない」を意味する「Adamas(アダマス)」が由来となっています。
無色透明なものが一般的ですが、ピンクやブラック、イエロー、ブルーなど色付きのダイヤモンドもありますね。
その澄み切った美しさから、「清浄無垢」などの意味もあります。
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桜の花びらのような、優しいピンク色のモルガナイト。
アクアマリンやエメラルドと同じベリルという鉱物の一種で、1911年にマダガスカルで発見された比較的新しい天然石です。
発見された当初はピンクベリルと呼ばれていましたが、その後宝石愛好家で石の発見者でもあるクンツ博士によってモルガナイトと名づけられ、自身の後援者でもあるJ.P.モルガン氏に感謝の意を表してモルガンと名づけられました。
マンガンの含有量によって色が変化するのが特徴で、淡いピンク色からオレンジがかったピンク、青みを帯びたピンクまで、さまざまな色があります。
「愛情」「優美」「清純」といった意味をもっており、目の前にある愛に気づき、前向きに過ごすサポートをしてくれる石だと言われています。
モルガナイトについて詳しく見る
燃えるように鮮やかな深緑色のエメラルドは、ダイヤモンドと並ぶ世界4大宝石の1つで アクアマリンと同じベリルという鉱物の一種です。
エメラルドの語源はインドの古典語で「緑の石」を意味する「smaragdos(スマラカタ)」。
緑色には古くから人を癒す力があると考えられていたことから、エメラルドには持ち主の心を穏やかにし、必要な知恵を授ける力があると言われています。
その穏やかで深みのある緑色は円熟した夫婦にも例えられ「エメラルド婚式」という結婚55周年記念日の名称にもなっています。
「幸福」「愛」「献身」といったその意味も、長く人生を共にしているご夫婦にはぴったりですね。
エメラルドについて詳しく見る
ツヤのある深緑色がオリエンタルな魅力を醸し出す翡翠(ヒスイ)。
日本ならではの地質が生み出す鉱物であることから、日本を象徴する「国石」にも選ばれている宝石です。
翡翠の名前は読み方にあるように、輝くような青緑色の羽をもつ鳥「カワセミ」が由来になっています。赤と緑を併せ持つミャンマー伝来のヒスイと似ていることから、その名前が付けられました。
人間の皮脂によって表面のツヤが増すことから、身に着ければ身に着けるほど美しくなる「色が育つ宝石」と言われています。
古くから生命の再生をもたらす力があると信じられており、神聖な儀式に用いられていたヒスイは、「繁栄」「長寿」「幸福」などの意味を持っています。
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無垢な白色に、虹色の輝きが宿る真珠。海や川、湖に棲む二枚貝から採れる有機質の宝石です。
その神秘的な輝きから涙の象徴ともされてきており、ドレスアップすることが礼儀とされていたイギリスで、エリザベス女王が国葬で悲しみを表す宝石としてパールを身に着けたのがはじまりで、その後イギリスの上流階級の女性たちがそれに倣ったことで、当時西洋化が進んでいた日本でも定着したと言われています。
「健康」「長寿」「富」などの意味をもつ真珠は、母貝の中で守られ、長い年月をかけて育まれることから家族の愛の象徴とも言われており、結婚や出産のお守りとしても人気があります。
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夜空に浮かぶ月のようにやわらかな輝きを纏っており、月との関わりが深いと考えられたことからその名がついたと言われているムーンストーン。宝石にも、月の神秘的なパワーが宿っていると考えられています。
ケイ酸ナトリウムからできた長石という石の仲間で、和名では月長石(げっちょうせき)と呼ばれていますね。
石の表面に浮かび上がる独特の輝きはシラー効果によるもので、屈折率が異なる2種類の鉱物から成る構造が、シラーと呼ばれる青白い光を生み出します。
また、「健康」「幸運」「愛の予感」などの意味をもつムーンストーンは、月の満ち欠けとなぞらえて「新たなはじまりの石」とも言われています。
ムーンストーンについて詳しく見る
昼と夜でその姿を変えるミステリアスなアレキサンドライト。
昼間の太陽や蛍光灯の下では青緑色に、ロウソクや白熱灯の下では赤や紫に変化するため、「昼のエメラルド」「夜のルビー」と呼ばれています。
これほどはっきりとカラーチェンジする宝石は珍しく、その神秘的な美しさから、発見されたロシアでは皇帝に献上された華々しい歴史を持っています。
献上された日がロシア皇太子(のちのアレクサンドル2世)の成年式であったことから、「アレキサンドライト」と命名されたと言われていますね。
アレキサンドライトの意味は「高貴」「情熱」。その2色の魅力は、個性を発揮したいときのサポートをしてくれるでしょう。
アレキサンドライトについて詳しく見る
深紅の輝きを宿した赤色のルビー。その美しさと希少性から「宝石の女王」と呼ばれて、王族や貴族に愛されてきた宝石です。
サファイアと同じ「コランダム」という鉱物の一種で、赤い色をしたものがルビーと呼ばれ、ダイヤモンドの次に高い硬度を誇ります。
ルビーの名の由来は、ラテン語で赤を表す「ルベウス」。日本名でも色の名前が入った「紅玉(こうぎょく)」と呼ばれています。
ルビーはその魅惑的な赤色から、神秘の力が宿っていると考えられ、古くからお守りとして重宝されてきました。
「情熱」「仁愛」などの意味もあり、強いパワーが感じられますね。
ルビーについて詳しく見る
ダイヤモンドにも劣らない輝きで人々を魅了するスフェーン。
ハチミツのように優しい黄色から深い緑色までの色があり、虹色の輝きを示す「ファイア」が強いことから、美しい虹色の輝きが見られるのが特徴です。
結晶がV字型にとがっていることから、ギリシャ語で「くさび」を意味する「Sphenos(スフェノス)」に由来してスフェーンと名づけられました。
スフェーンには、周囲を惹きつける美しい輝きから「永久不変」「純粋」、さらに「改革」などの意味があり、持ち主の秘めた才能を引き出し、人脈やチャンスを引き寄せて成功へ導く力があるとされています。
スフェーンについて詳しく見る
美しい縞模様が特徴的なサードオニキス。赤やオレンジの鮮やかな地色に、茶色や白の縞模様が美しい宝石です。水晶と同じ石英族の一変種で、瑪瑙(めのう)の仲間になります。
古代ギリシャ語で赤や茶色の意味を持つ「Sard(サード)」と、色のコントラストが人の爪に似ていることから、爪を意味する「Onyx(オニキス)」を組み合わせてその名がつけられました。
サードオニキスは持ち主を邪な考えから護り、内面の美しさを引き立て、恋人や夫婦関係に安定と幸せをもたらしてくれると言われています。
「夫婦の幸福」「幸せな結婚」といった意味もあり、出雲大社の御神体の一部にもサードオニキスが使われていることから、縁結びのパワーストーンとしても人気があります。
サードオニキスについて詳しく見る
爽やかなグリーンが目をひくペリドット。火成岩中に含まれるかんらん石の中でも、特に透明度が高く、美しい緑色をしているものがペリドットです。
名前はアラビア語で「宝石」という意味の「faridat(ファリダット)」に由来します。
屈折率が高く、暗闇でも輝く性質で古代エジプトでは「太陽の石」「イブニングエメラルド」と呼ばれ、闇を払うお守りとして重宝されてきました。
「夫婦の幸福」などの意味があるペリドットは、色欲をなだめ、狂気や発作を鎮める力があると考えられていたことから夫婦円満のお守りに良いとされ、日本でも結婚2周年を祝う宝石にも選ばれています。
ペリドットについて詳しく見る
ルビーに似た鮮やかな赤色をもつスピネル。赤色以外にも、紫、オレンジ、青などの豊富なカラーバリエーションがあります。
産地が同じことや外見が似ていること、さらには科学的特性が類似していることから、赤のスピネルはルビーと、青いスピネルはブルーサファイアと長年に渡って間違えられてきました。
八面体で先端が尖った原石の姿から、ラテン語で「小さなとげ」を意味する「spina」が語源になっています。
その鋭い形状から、感覚的な鋭さを高める力があると言われており、目標達成のための判断力や決断力をもたらしてくれると言われています。
「成功」「勝利」などの意味もあり、目標達成や成功を目指す方にはぴったりですね。
スピネルについて詳しく見る
吸い込まれるような深い青色を持つサファイア。
ルビーと同じコランダムの仲間で、ダイヤモンド、ルビー、エメラルドと並ぶ、世界4大宝石のひとつです。
サファイアの名前の由来は、ラテン語で青を意味する「Sapphirus(サフィルス)」。
青色は誠実な愛をもたらす色だといわれ、愛のお守りとしても親しまれています。
日本では23年目の結婚記念日が青玉(サファイア)婚式とされ、夫婦の節目を祝う贈り物にサファイアが選ばれています。
「成功」「慈愛」「誠実」などの意味もあるため、愛情のお守りとしてだけでなく、成功を目指す方も身に着けておくと力をもらえるかもしれません。
サファイアについて詳しく見る
紫がかったピンク色が優美な雰囲気をかもしだすクンツァイト。スポデューメンと呼ばれる鉱物の一種で、和名では「リチア輝石(りちあきせき)」と呼ばれています。
宝石愛好家のクンツ博士によってカリフォルニア州で発見され、彼の名前にちなんでクンツァイトと名付けられました。
地名に由来して「カリフォルニア・アイリス」とも呼ばれています。
クンツァイトには、「無償の愛」「純粋」などの意味もあり、恋愛をサポートしてくれるパワーストーンとしても、感情のバランスを保ち、安心感をもたらす効果があるとされています。
クンツァイトについて詳しく見る
白や黒の地色に虹色の輝きを宿したオパール。
その色とりどりの揺らめきは、「遊色効果(ゆうしょくこうか)」と呼ばれる現象で、たくさんの宝石がある中でもオパールにしか見られない特別な性質です。
オパールの名前の語源は、古代インドのサンスクリット語で貴重な石を意味する「ウパラ」から。
日本で一般的なホワイトオパールが卵の白身に似ていることから、和名では「蛋白石(たんぱくせき)」と呼ばれています。
その神秘的な見た目から古来では予知能力を実体化したものだと考えられていたり、「神の石」と呼ばれ神聖視されていた歴史があります。
その意味も「幸運」「希望」など、前向きなパワーを持つものが多いですね。
オパールについて詳しく見る
「存在しない色はない」といわれるほど豊富なカラーバリエーションを持つトルマリン。
さまざまな組織のケイ酸塩鉱物の一族で、海外では古くからエメラルドやルビー、サファイアなど、希少な宝石の代わりとして愛されてきました。
トルマリンという名前は1つの宝石名ではなく、結晶構造が同じ30種類以上の鉱物種を指す総称で、その色ごとに名前がつけられているのが特徴です。
熱や圧力をかけると電気を帯びることから、和名では電気石とも呼ばれていますね。
トルマリンの名前の由来は諸説ありますが、水流によって運ばれ砂礫(砂や小石)の中で見つかることから、シンハラ語で「宝石の砂礫」を意味するトゥルマリがつけられたという説があります。
「無邪気」「潔白」などの意味を持っており、マイナスイオンを発生させるためにヒーリングの力に長けているともされています。
トルマリンについて詳しく見る
古くからパワーストーンとしても親しまれているトパーズ。自然界では無色が多いですが、加工により様々な色が作り出されています。
産地はブラジルのミナスジェライス州を主に、ロシア、ドイツ、ナイジェリアなど世界各地に広がります。
トパーズの中にもいくつか種類があり、特にインペリアルトパーズと呼ばれる種類は希少価値が高く、ロシア皇帝のジュエリーとしても使われた歴史があります。
石言葉には「友情」「希望」「誠実」「潔白」といった意味が込められていますが、ブルーには「知性」といった意味があるなど、色ごとにも異なるパワーがあります。
多彩な色合いと煌めきを持ち、プラチナとの組み合わせが特に美しいトパーズは、ジュエリーとしても人気です。
トパーズについて詳しく見る
太陽のような黄金色が特徴的な水晶の一種シトリン。黄色は結晶内の鉄によるもので、色合いははちみつのような淡い黄色からオレンジ色がかった黄色まで様々です。
主な産地はブラジルやボリビアなど南米系。実はアメシストはシトリンの種類の中の一つで、他にもシトリントパーズ、アメトリン、マデイラシトリンなどがあります。
古代ギリシャから人々を魅了してきたシトリンは、金運や財運を高める石としても知られています。
石言葉は「富」「繁栄」などで、商売運を高める効果があるとされています。
シトリンについて詳しく見る
ブルーグリーンやスカイブルーのマットな地色に、黒い蜘蛛の巣模様が浮かぶターコイズ。
トルコを経由してはじめてヨーロッパに伝えられたことから、フランス語で「トルコの石」を意味する「ピエール・テュルクワーズ(pierre turquoise)」と名づけられ、日本でもトルコ石と呼ばれています。
古来より空と大地を結びつけ、相反するエネルギーをひとつにまとめる力があると考えられいたことから、ネイティブアメリカンからは神の石と呼ばれ崇められていました。
「成功」「繁栄」などの意味もありますが、アメリカでは結婚11周年、日本では結婚3周年を祝う結婚記念日の石でもあります。
ターコイズについて詳しく見る
ハッとするような美しい青色に、星を散らしたようなラピスラズリ。
複数の鉱物が混ざり合ってできた宝石で、主成分のラズライトやアウィン、金色のパイライト、白やグレーのカルサイトが混ざり合って、星空のような豊かな表情を見せています。
ラピスラズリの由来は、アラビア語で「天」や「空」を意味する「lazward(ラザワルド)」と、ラテン語で石を意味する「Lapis(ラピス)」から。
和名では「瑠璃」と呼ばれていて、仏教における七宝(しっぽう)のひとつにも選ばれています。
その美しい青色から「至上の青」として神聖視され、お守りとしてはもちろん、顔料や絵画の着色料に使用されてきました。
神の住む夜空に似ていることから「幸運」「真実」などの意味を持ち、古代アリッシアでは憂鬱な気分を払う薬としても使用されていたと言われています。
ラピスラズリについて詳しく見る
ダイヤモンドに劣らない強い輝きを持つジルコンは、46億年以上前に形成された、世界最古の宝石だと言われています。
その名前から人工ダイヤモンドのキュービックジルコニアと混同されることも多いですが、れっきとした天然石であり、価値のある宝石です。
無色透明なものが一般的ですが、赤や黄色などさまざまな色があります。
ジルコンの名前の由来には諸説あり、その語源はアラビア語で「赤」を意味する「zarkun(ザルクン)」、古代ペルシャ語で「zar(金)gun(色)」を意味する言葉からきていると言われています。
「やすらぎ」のような意味を多く持つジルコンは、怒りや悲しみを鎮め、感情を穏やかにしてくれる力があるとされ「平和の石」とも呼ばれています。
ジルコンについて詳しく見る
神秘的な青紫色を見せるタンザナイトは、1967年にタンザニアで発見された比較的新しい宝石です。
産出国であるタンザニアの山々を彩る夕暮れの色と似ていたことから、世界的ジュエラーによって「タンザニアの夜」=「タンザナイト」と名付けられました。
透明感がある青色や紫が強い青色など、見る角度や条件下によって色が変化する多色性があります。
夕闇を思わせる色が気持ちを落ち着かせ、知性や意識を高めて成功をもたらしてくれると言われており、「冷静」「知性」「神秘」などの意味を持っています。
タンザナイトについて詳しく見る
月ごとにその意味も様々な宝石があてはめられた誕生石。
誕生石というと生まれた月のものしか身に着けられないと思っている方もいるかもしれませんが、けしてそんなことはありません。
自分の誕生月の石に特別な意味を乗せて楽しむのはもちろん、月替わりや、その時の思いにふさわしい意味を持つ宝石を選んで身に着けるという方法。もあります
地球が長い年月をかけて育んだ、美しい宝石の数々。その色や輝き、透明感は、純粋な白色を持つプラチナと組み合わせることで、より一層魅力が引き立ちます。
プラチナの台にセットしたジュエリーを、誕生石という切り口から気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか。
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