プラチナ・ジュエリーの国際的広報機関による情報サイト
志望の大学に受かったことを、一番喜んでくれたのは母でした。
「ママのことは気にせず、あなたのやりたいことをやりなさい」
それが、母親兼父親として、一人で私を育ててくれた彼女の口癖。
だから、私が東京の大学へ行き一人暮らしをしたいと言った時も、
「早く一人暮らしして、たくましくなって!」なんて、笑顔で応援してくれていました。
上京の日。
そんな母が突然私に、プラチナのペンダントを渡してくれたのです。
「あげる。お母さんは同じデザインのリングをするから。
寂しいけど、離れて暮らしても、いつもあなたのことを考えているからね」と、
目に少しだけ、涙を浮かべていました。
びっくりしました。
それまで一度も寂しい顔なんて、寂しいなんて言ったことなかったから。
思えば、心細いのは当たり前のはずなのに、新生活のことで頭がいっぱいで、
母の気持ちに気づいてあげられなかった私。申し訳なくて、言葉が見つかりませんでした。
あれから7年。働きはじめた今も、あのプラチナ・ペンダントは大切に身に着けています。
強がりな母の普段は言わない本音が、このプラチナ・ジュエリーには詰まっている。
そう思い、とってもありがたく、とっても愛おしく感じています。
(東京都 25歳 女性)