プラチナ・ジュエリーの国際的広報機関による情報サイト
2022.5.16
2025.8.29
アンティークの鍵を模した繊細で美しいデザインが、多くの女性を魅了している鍵モチーフジュエリー。
鍵モチーフは幸運を掴むキーアイテムとされ、お守りとして身に着けられていた歴史があります。
道具として生まれた鍵がなぜお守りとなり、ジュエリーのモチーフになったのでしょうか?
今回はその歴史を紐解きながら、鍵モチーフに込められた意味とその起源、鍵モチーフがおすすめの方の特徴まで詳しく解説していきます。
扉などの錠を開けるためのアイテムであり、貴重品や財産などを外部から保護する役割を持つ鍵。
例えば玄関ドアを開けるための鍵など、日常的にも見慣れた道具である鍵は、アクセサリーなどのモチーフとしても長く愛されています。
モチーフにもされるように、「鍵」そのものが縁起の良いアイテムとして扱われることも。
その理由としては、鍵は閉ざされた扉など、ロックを開けられるアイテムであることが挙げられます。
特に日本においては、「開く」ということは、人の心を開き、良い運気や晴れやかな気持ちが心の中に通るようなイメージから縁起が良いこととされてきました。「開運」といった言葉もありますね。
また、反対に鍵は扉などを「閉める」、つまり大事なものを「守る」アイテムでもあります。
家族や財産を「守る」ものとして、スピリチュアル的にも大事な役割を担っているということですね。
そんな鍵を象った鍵モチーフには、次のような様々な意味が込められているとされています。
● 幸運や未来を切り開く
● 災いや不運から大切なものを守る
● 願いや思いを貫く
鍵を使って「開く」という動作が連想させるのは、「未来を切り開く」「希望の扉を開く」といったポジティブな姿勢です。
そのことから、自らが勇気を持って幸運を掴み取りに行くという意味を持っています。
閉ざされた扉を開けるように、現状を打破して進むべき道を切り開くために、鍵モチーフから勇気を受け取るのはいかがでしょうか。
鍵を使って「閉じる」という動作が表しているのは「大切なものを守る」という行為です。
そのことから鍵モチーフは魔物や災難から身を守るといった意味を持ち、実際に古代ヨーロッパでは、家の中に邪悪なものを入れないよう、鍵を魔除けのお守りとして身につけていたという歴史もあります。
また、家という財産を守る扉や金庫など、「富を守る」という意味で、金運アップにも良いとされています。
「ロックする」という役割を持っている鍵には、自身の願いや信念を託してロックする、思いを貫くための証としての意味もあります。
ジュエリーとして持ち歩き、見るたびに信念を思い出せるようなお守りとして用いるのも良いですね。
鍵の歴史は古代エジプトから。財産や貴重品を入れた小箱を守るための道具として生まれました。
守るものが大きく、高価になるにつれ精巧な鍵が求められていったことから、中世ヨーロッパでは鍵は権力や地位の象徴とされていました。
次第にデザイン性の高さも競われるようになり、ジュエリーのデザインに繋がる美しい鍵が生まれたのもこの頃です。
大きくて芸術性の高い鍵は財力の証とされ、その鍵を引き継ぐことはとても名誉なこととされていました。そのことから現在でも、賓客への友好の印として鍵のレプリカを贈る風習が残っている都市もあります。
また、古代ローマでは男性が将来の伴侶となる女性に鍵型の指輪を贈る風習が、イギリスでは成人を機に家の鍵を預けたことから、成人のお祝いとして鍵モチーフのチャームやケーキを贈る習慣がありました。
鍵を贈ることは信頼の証であり、それを証明するために生まれたのが鍵モチーフなのです。
そんな歴史から、鍵モチーフはいつからか装飾品としてジュエリーにも用いられるようになり、現代でもその美しさは多くの人に愛されているでしょう。
ご紹介したように、様々な意味が込められた鍵モチーフ。
そんな鍵モチーフのジュエリーは、状況に応じて自身を勇気づけてくれるお守りとして身に着けるのもおすすめです。
自らが築いてきたものを守り、運命を切り開く鍵モチーフは、叶えたい夢に向かい新たなステージへの扉を開きたい人にぴったり。
目標に向かって信念や意志、愛情を貫き通したい人にもおすすめです。
また、鍵は大切なものを守る役割を持っていますので、夢や目標を叶えたり、何かを成し遂げた時にご褒美として自分に贈るジュエリーにも最適です。
築き上げてきたものを守り、維持しながら、更なるステージへと歩んでいけるでしょう。
「キーアイテム」などの言葉があるように、鍵モチーフは“物事を理解・解決するのに最も大切な事柄”という意味も持っており、トラブル解決への“鍵”として、困難に立ち向かうお守りにも選ばれています。
鍵モチーフは幸福を招くラッキーモチーフのひとつでもあるため、幸運を引き寄せたい方にもおすすめ。
美しい鍵モチーフジュエリーは、日々の気分を高めてくれるでしょう。
鍵モチーフが開いてくれるのは、扉や大切なものを仕舞った箱だけでなく、人の心の扉も。
鍵モチーフジュエリーには人の心の扉を開くという意味も込められているため、関係性を深めたい人がいる方にもおすすめです。
特に、2つで1つのモチーフとなる「鍵」と「錠」がセットのモチーフは、大切な人とセットで持つことでより絆を強く確かなものにしてくれるかもしれません。
歴史でもご紹介したイギリスでの成人のお祝いのように、鍵モチーフは、世界中で多くの人の贈り物にも選ばれ、愛され続けるモチーフです。
恋人や友人、家族など、心を開きより絆を深めたい方への誕生日やお祝いのプレゼントとして、鍵モチーフジュエリーを選ぶのもおすすめですね。
魔除けとしても身に着けられるモチーフのため、大切な方を守ってくれるお守りとしてもぴったりのモチーフです。
例えば誕生日などに贈る場合には誕生石があしらわれたものを選ぶなど、あしらわれた宝石で選ぶのも良いでしょう。
宝石にもそれぞれ込められた意味がありますので、贈る相手に合わせて選んでみてくださいね。
鍵モチーフジュエリーは、身に着ける目的や与えたい印象ごとに選ぶべきアイテムやデザインも変わってきます。
ベストなものと出会うための選び方を、アイテム・素材・デザインごとに見ていきましょう。
鍵モチーフのジュエリーにはブレスレットやピアス、ネックレスなど多くの種類がありますが、デザインのバリエーションが豊富で、身に着けやすいネックレスが特に人気です。
鍵はもともと家を守る重要な役割を持つことから、失くさないように肌身離さず持つために、実際に首からぶら下げてネックレスのように身につけられていたこともあるとされていますね。
縦長の鍵モチーフはデコルテに縦ラインを作りだし、首元を華奢に見せてくれる効果もあります。
心臓に近いほうが効力があるとされているため、お守りとして身に着ける場合にもネックレスがおすすめです。
鍵モチーフジュエリーは、選ぶ貴金属で、その雰囲気も大きく変わってきます。
特にプラチナの上質な輝きは、可愛いすぎない大人のジュエリーにぴったり。甘さを抑えてエレガントなイメージを与えてくれます。
さらにダイヤモンドがあしらわれたものを選べば、上品な煌めきが鍵モチーフの愛らしさと存在感を引き立てます。
色のついた誕生石で個性をプラスしたり、お守りとしてのパワーを強化するのもいいですね。
また、願いを込め、お守りとして身に着けたい場合には、変色などを気にせず日常的に身に着けたいものですよね。そういった面でも、プラチナはおすすめです。
プラチナは化学的に安定しており、汗などにも強く変質・変色の心配がないため、永く美しく安心して身に着けられるでしょう。
鍵モチーフは、鍵の持ち手部分にデザインが入っていて、例えばハートになっていたり、サークル(丸)やクローバー、花といった形になっているものもあります。
ハートは愛や幸福を、四つ葉のクローバーには4つの葉それぞれに「幸運」「愛情」「富」「健康」といった意味が込められているなど、その他のモチーフにも込められた意味がありますので、持ち手部分のデザインもそういった意味から選んでみるのもおすすめです。
また、錠前と鍵がペアになったデザインは、愛の贈り物に人気のデザインです。
2つがセットになって意味を成すことから、絆が深まる、愛を強固にするとされています。
その歴史と鍵本来の役割から、幸運の扉を開いたり、魔除けや絆の象徴といった意味を秘めた鍵モチーフジュエリー。
そんな鍵モチーフは、守るべきものを見据えながら、新たなステージへと進む前向きな女性にふさわしいアイテムです。
自らをサポートしてくれるお守りとしてはもちろん、目標や夢が叶った証としてのご褒美ジュエリーにもおすすめ。
贈り物としても定番のモチーフで、同じく夢に向かって頑張っている友人へのプレゼントや、信頼の証として恋人に贈るのも素敵ですね。
日々を輝かせてくれる、あなただけの幸運の鍵が見つかりますように。
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