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2021.11.26
2025.8.19
だれでも手軽に耳元を華やかにすることができるイヤリング。
ピアスが開けられない方でもオシャレを楽しむことができるというのは嬉しいですよね。
ただ、イヤリングは長時間装着していると、耳が痛くなりやすいというお悩みをよく聞きます。
そこでこの記事では、イヤリングが痛くなってしまう原因とともに、痛くなりにくいイヤリングの付け方やおすすめの種類、イヤリング選びのコツなどをご紹介していきます。
イヤリングで耳が痛くなる原因としては、以下のような様々なことが考えられます。
● 挟む力が調整できない
● 厚さなど、自分の耳たぶに合っていない
● 留め具が小さい
● 金属によるアレルギー
それぞれ詳しく見ていきましょう。
イヤリングはピアスと異なり、耳たぶを挟んで装着します。そのため、イヤリングにはある程度挟む力が必要です。
しかし、挟む力を調整できないイヤリングを装着してしまうと、ものによってはずっと強い力で挟まれているため、痛くなりやすいのです。
痛みが気になる方は、挟む力や挟む幅を調整できるものを選ぶのがおすすめですね。
耳たぶの厚さ・形などは、人によって異なります。
耳たぶの厚い方は前述のような挟む力が調整できないものだと強く締まりすぎてしまったり、逆に耳たぶの薄い方は調整できるものでもずれてしまったり外れてしまうのを防ぐために締め付けを強くしすぎてしまい、長時間身に着けていると痛みを感じてしまったりと、その人の耳の形に合っているかどうかも痛みに関係する場合があるでしょう。
イヤリングの痛みは、留め具のサイズが原因となることもあります。
留める部分が狭いもの・小さいものでは、圧力が集中してしまうため、痛みが生じやすい傾向にあります。
イヤリングの留め具部分には、金属が使われているものが多くあります。
その金属が肌に合っていないと金属アレルギーを起こしてしまい、腫れやかぶれなどで痛みを感じてしまうこともあるでしょう。
アレルギーを起こした経験がある方などは、装着前にしっかりと素材も確認しておきましょう。
また、もともと肌が敏感な方や傷がある場合などは、摩擦や圧迫による痛みも感じやすくなります。
耳たぶを保湿しておくなど、デリケートな方は肌の状態を整えることも、イヤリングによる痛みを抑える対策のひとつになりますね。
イヤリングを身に着けることでの痛みを避けるには、着け方も重要になります。
イヤリングを着ける際には、次のようなことを行ってみましょう。
イヤリングを装着する際、耳たぶの中央付近に着ける方が多いと思いますが、耳たぶの内側(頬に近い位置)に着けた方が、痛みが軽減できるとされています。
特に大ぶりなイヤリングを着ける場合、耳たぶの中央よりも内側に着けた方が揺れが抑えられるので、痛くなりにくいです。
長時間身に着ける場合は、お化粧直しやお手洗いに行ったタイミングなどでこまめに位置を変えるようにしましょう。そうすることで、同じ場所に圧力がかかり続けることを防ぐことができ、痛みを軽減できます。
耳たぶを挟む金具部分にシリコンカバーをつけることで、肌触りがソフトになり、痛みを軽減することができます。
シリコンカバーを付けることで、素材となる金属が直接肌に触れるのを防ぐこともできるため、金属アレルギーの予防にもなるでしょう。
また、耳たぶが薄い方などはイヤリングのずれや落下を防ぐ意味でもおすすめですね。
着け方を工夫しても痛みが気になるという方は、身に着けるイヤリング選びから痛みにくさを意識するのもおすすめです。
イヤリングを含め、ピアスホールが空いていなくても楽しむことができるイヤーアクセサリーには、次のような様々な種類があります。
ノンホールピアスは、樹脂製や金属製のクリップのようなもので耳たぶを挟んで着けるタイプのアクセサリーです。
ノンホールピアスは耳たぶを挟む金具部分が華奢なので、耳にかかる負担が少なく、長時間着けていても比較的耳が痛くなりにくいでしょう。
ネジ式のイヤリングは、ネジで挟む幅を調節することができるイヤリングです。
自分の耳たぶの厚さに合わせて調整することが可能なので、痛くなりにくいとされています。
ただ、痛くならないように幅に余裕を持たせすぎると落ちてしまうので、調整が難しいという側面があります。
ネジバネ式は、ネジ式とバネクリップ式のハイブリッドです。
バネクリップ式だと挟む力を調整ができませんが、ネジバネ式なら挟み込んだ後にネジで調整することが可能です。
痛みも軽減したいけど、イヤリングを絶対になくしたくない、という方はネジバネ式が良いかもしれません。
イヤーカフは、耳の軟骨部分に引っ掛けて装着するアクセサリーです。
耳たぶに挟んだり、固定したりする必要がないので、耳にかかる負担も少なく、長時間着けていてもストレスになりにくいというのが特徴です。
最近ではイヤーカフのデザインもバリエーション豊かなので、イヤリングだとどうしても痛みが気になるという方は、イヤーカフを検討してみても良いかもしれません。
イヤーフックは、耳の上部に引っ掛けて装着するアクセサリーです。
イヤーフックも、耳たぶを挟む必要がないので、耳たぶが痛くなる心配はありません。
さらに、耳の上部にしっかり引っ掛かるので、落ちにくく、装着が非常に簡単と言ったメリットもあります。
痛みへの対策として痛くなりにくいイヤリングを選びたい場合には、以下のポイントに注意しながら選びましょう。
● 重さ
● 留め具の素材
● 自身の耳たぶ
これらのポイントをどのような基準で選べば良いのか、そのコツをご紹介します。
大ぶりで重量のあるイヤリングは耳たぶが下に引っ張られ負荷がかかりやすいことや、落下の不安から留め具を強めに締めてしまいがちなことから、痛みにつながってしまうことがあります。
また、大きく揺れるデザインのものも揺れることで摩擦や衝撃が生じやすいでしょう。
そのため、特に長時間身に着けたい場合にはできるだけ重すぎないものを選ぶのがおすすめです。
大ぶりなものを身に着けたい場合には、例えばイヤーフックを利用してみるなど、負担のかかりにくい装着方法のものを選びましょう。
金属アレルギーが不安な方は、留め具の素材もしっかりとチェックしましょう。
おすすめなのは、金属アレルギーになりにくいプラチナのイヤリングです。
プラチナは汗などによる変質や変色の心配も少ないため、安心して長時間身に着けることができるでしょう。
注意したい点としては、加工のためにプラチナだけでなく別の金属が少量混ぜられている場合があることです。
アレルギー体質で微量の金属でも反応してしまうことがある方は、その素材の純度なども確認しておくと良いですね。
また、金属アレルギーが気になる方は、留め具部分のイヤリングパーツを樹脂製のものなどに取り換えるという手もあります。
自分の耳たぶの厚み・形状に合わせて選ぶのも、痛みを防ぐためのポイントのひとつです。
耳たぶが厚めの方が購入前にチェックしてほしいポイントとして、開口部の大きさがあります。
開口部が狭いイヤリングで無理に挟んでしまうと、痛みが生じやすいでしょう。
おすすめなのは、厚みに合わせて固定がしやすいネジバネ式イヤリングや、パッドが大きめで圧迫感を感じにくいクリップ式のものなどです。
耳たぶが薄めの方、また小さい方のイヤリング選びのポイントは、しっかりとホールドしやすいものを選ぶことです。
強く締めすぎてしまうことには注意が必要ですが、調整しやすいネジ式のものを選んだり、クリップ式ではシリコンカバーを追加するなどして厚みを持たせたりして工夫すると良いでしょう。
ノンホールピアスは耳にかかる負担は少ないですが、耳たぶの薄さによっては上手くホールドされず落としやすくなってしまうこともありますので、フィット感を確認してから身に着けると良いですね。
イヤリングによる痛みには様々な原因があり、耳の形など人によっても異なります。
イヤリングによる痛みを最小限にするためには、挟む力や挟む幅を調整できるものを選んだり、つける位置に気をつけたりしてみましょう。
もしくは、お手持ちのイヤリングにカバーを着けるというのも一つの手です。
いろいろな対処法を試してみてもやっぱり痛みが気になってしまう…という場合は、思いきってイヤーカフやイヤーフックのような耳たぶに装着しないものを選んでみても良いかもしれません。
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