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【8月の誕生石】太陽の石ペリドットの特徴について

2021.5.20

2023.8.18

さわやかなイエローグリーンが目をひくペリドット。中には初めて耳にしたという方もいるのではないでしょうか。

今回は、太陽の石と呼ばれ古代から愛されたペリドットについてご紹介します。

  【8月の誕生石】太陽の石ペリドットの特徴について

ペリドットの特徴

火成岩中に含まれるかんらん石の中でも、特に透明度が高く、美しい緑色をしているものをペリドットと呼びます。かんらん石は、鉄とマグネシウムを含んだ鉱物のことで、マグネシウムを多く含んだものを苦土かんらん石、鉄を多く含んだものを鉄かんらん石と呼びます。

かんらん石自体は特に珍しいものではありませんが、ペリドットのように宝石として流通するものは非常にまれなのです。

隕石からも発見されている?

ペリドットは溶岩だけでなく、隕石からも採取されています。1772年に墜落したパラサイト隕石によって地球に運ばれているようです。宇宙から飛来した宝石なんてとてもロマンがありますね。

ペリドットは8月の誕生石

ペリドットは8月の誕生石に指定されています。太陽の石と呼ばれたペリドットにはエネルギーがあふれており、夏真っ盛りのハツラツとした8月のイメージとよく合います。

8月の誕生石にはほかにもスピネルやサードオニックスがあります。

ペリドットの名前の意味

アラビア語で「宝石」という意味の「faridat」に由来すると言われています。

ペリドットの歴史

紀元前1500年にはすでにペリドットの採掘記録が残っていると言われています。

ペリドットは「太陽の石」または「イブニングエメラルド」と呼ばれ、古代エジプト・ローマ時代から大切に扱われていました。

ペリドットとトパーズは混同されていた?

紅海に浮かぶトパジオスという島(現在のセントジョンズ島)では緑色の美しい宝石が採掘されていました。その宝石は、島の名前にちなみ「トパージオス」もしくは「トパーズ」と呼ばれていたのですが、実はこの宝石、現在でいうトパーズではなく、ペリドットだったということが近年の調査で明らかになっています。古代の人々は長らくトパーズとペリドットを混同して認識していたようです。

ペリドットの産地

産地として有名なのは、ミャンマーやアメリカのアリゾナ州、ノルウェーなどです。中でもミャンマーで採掘されるペリドットは透明度が高く、美しいグリーンであることから品質が良いとされています。

ペリドットの石言葉

ペリドットの石言葉には、「夫婦の幸福」があります。ペリドットを持つと色欲をなだめ、狂気や発作を鎮めると言われていたことから、夫婦円満に役立つ宝石と考えられていたようです。日本では結婚2周年を祝う宝石ともされているので、結婚記念日にパートナーにペリドットを贈るのもおすすめです。

他にも「平和」「安心」「和合」などがありますので、穏やかな気持ちになりたい、朗らかな気持ちで人と接したいと思ったときに身に着けるのも良いでしょう。

ペリドットのお手入れ方法

ペリドットは宝石の中では比較的硬度が低いとされています。もちろんジュエリーとして身に着ける分には耐久性は十分ですが、ぶつけたり、衝撃を与えたりすると割れてしまうことあるので、取り扱いには注意しましょう。

お手入れの際は超音波洗浄ではなく、中性洗剤を溶かしたぬるま湯に入れ、優しくブラシ等で洗うようにしてください。

まとめ

ペリドット特有の透き通るようなイエローグリーンは、特別なシーンはもちろん、カジュアルファッションにもなじむような素敵な色合いです。そんなペリドットは華やかだけど主張しすぎないプラチナと相性ぴったりです。結婚2周年を祝う宝石でもあるので、これからの結婚生活がより素敵なものになるよう願いながら、大切なパートナーにプレゼントされてみてはいかがでしょうか。

監修

PLATINUM

Preciousplatinum.jp編集室

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