プラチナ・ジュエリーの国際的広報機関による情報サイト
2024.7.3
大切な方へ、誕生日や記念日など特別な日にジュエリーを贈ったことがある方や、贈ろうと考えている方は多いのではないでしょうか。
ネックレスやブレスレット、リング、ピアス……。一口にジュエリーと言ってもその種類は様々ですが、実は贈るものによって異なる意味が込められていることはご存知でしょうか。
今回はそんなジュエリーの中から、ピアスをプレゼントするその意味について、選び方のポイントなども含めてご紹介いたします。
ピアスは、本来「穴を貫通させる」という意味を持つ動詞「piercing」から穴を貫通させること、またその穴に装身具を通すことそのものを意味していました。
英語圏では現在も同様の意味で使われ、装身具自体は「イヤリング」と呼ばれているため、空けた穴に通す飾りそのもののことを「ピアス」と呼ぶのは、実は日本独特の呼び方です。
ピアスは、紀元前3300年ほどのものとされるミイラにもその跡が確認されるなど、エジプトやインドなどの古代文明において、古くから魔除けを目的として用いられていました。
日本でも石や骨、粘土などでできたピアスが発掘されており、縄文時代の半ば頃にはすでに装着されていたと考えられています。
飛鳥時代からは身分により衣服の違いがあったことから、装飾品により身分を示す必要がなくなり、日本では明治時代までピアスは姿を消していたとされています。
その後は、洋装が広がったこともあり、現代のようにファッションの一部として、ピアスが広く用いられるようになったのですね。
魔除けの意味合いで用いられていた古代から、現在もファッションの一部として親しまれるピアス。 そんなピアスは、お守りのような役割を果たしていた背景からはもちろん、現代的にも大切な方へのプレゼントに選ぶジュエリーとしておすすめです。
ジュエリーを贈る場合には、デザインはもちろんですが、例えばリングや長さによって雰囲気の変わるネックレスなどでは、相手のサイズが分からないと贈るのが難しいこともあるでしょう。
しかし、ピアスはサイズ合わせの必要がないため、サプライズで相手に知らせずに贈りたいという場合でも選ぶことができます。
ピアスは、装着していないとそのうちピアスホールがふさがってしまうこともあるため、人によっては毎日など、高頻度で身に着けている方が多くいます。
その日のファッションなど気分によって付け替えることも多いため、いくつあっても困るということはないでしょう。
サイズを気にすることなくプレゼントできるピアスですが、選ぶ際には注意しておきたいポイントや、より相手に喜んでもらうために意識したいポイントがいくつかあります。
まず、一番大切なのは相手にピアスホールがあるかどうかです。
ピアスホールを空けていない人にピアスを贈っても着けることができず、困らせてしまうでしょう。
また、空いているという場合には穴の位置なども確認しておくと、より相手に合ったものを贈ることができますね。
金属アレルギーやプラスチックアレルギーなど、アレルギーの有無もしっかりと確認しておきましょう。
アレルギーがあるという方へのプレゼントは、材質を慎重に選ぶ必要があります。
特に、普段ジュエリーを身に着けていない方はアレルギーだという可能性もあります。
強いアレルギーでなくても、肌が敏感な方はメッキに含まれるニッケル等の素材がかゆみやかぶれを引き起こすこともあるため、贈り物には避けておくのが無難です。
相手に喜んでもらえるプレゼントのためには、デザインももちろん重要です。
普段身に着けているアクセサリーなどをチェックして、好みのモチーフなどを選べると良いでしょう。
例えば、愛を象徴するハートや飛躍を意味する羽根モチーフなど、それぞれ意味を持つものもありますので、相手に贈りたい想いに合わせて選ぶこともできますね。
また、誕生日の贈り物にその月の誕生石を選ぶなど、特別な宝石を選ぶのもおすすめです。
より相手の美しさを引き立てるものを選びたいという方は、相手の顔の形やヘアスタイルなど、顔立ちに合わせてデザインを選んでみましょう。
例えば、日本人に多い面長の方に似合うピアスは、丸みのあるデザインや耳にフィットするデザインのもの。耳たぶが小さめの方は華奢なデザインの方が似合いやすい、、、など、デザインで雰囲気も変わりますので、相手の好みと合わせて意識するとワンランク上のプレゼントを贈ることができますね。
ジュエリーの贈り物にはそれぞれ様々な意味が込められていますが、ピアスを贈ることにはどのような意味があるのでしょうか。
まず、ご紹介したようにピアスは古来から魔除けとして用いられていました。
古代では耳から悪魔が入り悪さをするという言い伝えがあったため、悪魔の嫌がる輝く装飾品を耳に着けることで、悪魔が入ってくるのを防ぐという意味合いがあったのです。
現在でも、そういった意味から伝統的に子どもにピアスをつける国なども多くあります。
そのような歴史から、ピアスは現代でも「あなたを大切に守りたい」「ずっと見守っている」といった、お守りのような思いが込められていると言われています。
また、身に着ける頻度が高く、鏡を見るたびに目に入るところに着けられるジュエリーであることから、「見るたびに自分の存在を感じてほしい」といった気持ちを込めて贈られることもあるでしょう。
中々会うことができない恋人や、距離の離れてしまう友人などに贈るプレゼントとしてもぴったりですね。
リングなどと比べると友人関係などでも気軽に贈りやすいジュエリーでもありますので、恋人だけでなく、感謝の気持ちを伝えたい近しい関係の方への贈り物にもいかがでしょうか。
贈り物に選ぶには、アレルギーなども考慮して慎重に材質を選択することも重要であるとお話ししました。特にピアスは、ポストの金属が体の中を直接貫通するため他のアイテムよりもアレルギーが起こりやすく、特に注意が必要です。
プレゼントにピアスを贈りたいという方は、プラチナのピアスがおすすめです。
プラチナは、比較的アレルギーも起きにくく、化学的に安定しているため、汗や温泉の成分、漂白剤など、日常生活を送る中でも変質や変色を心配することなく、安心して身に着けられます。
せっかくの贈り物は、長く身に着けてほしいものですよね。
また、プラチナの純粋な白色は、誕生石などと組み合わせたジュエリーでも宝石の美しさをより引き立ててくれるでしょう。
流行にも左右されにくく、上品な輝きであらゆるシーンに合わせられるプラチナのピアスを、ぜひ大切な人に贈ってみてはいかがでしょうか。
サイズを図る必要がなく、いくつあってもうれしいピアスは贈り物にぴったりです。
特別な日はもちろん日常の感謝を伝えるサプライズにも、想いを込めたピアスを選んでみてはいかがでしょうか。
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