羽根（フェザー）モチーフが持つ意味と起源は？

空高く舞い上がるために必要な羽根。そんな羽根をかたどった羽根モチーフが持つ意味は「上昇」や「飛躍」です。
自らが持っている能力や魅力を高め、運気の飛躍やポジティブな変化をもたらしてくれるといわれています。
羽根モチーフは鳥類の羽毛をかたどったデザインが一般的ですが、鳥類の翼や蝶などの昆虫のはねを模した羽モチーフ、天使を彷彿とさせる一対になった翼モチーフも、羽根モチーフのひとつとして浸透しています。

羽根モチーフの起源は古代エジプト時代に遡ります。古代エジプト神話に描かれているのが、頭にダチョウの羽根をつけた女神マアトです。
マアトの羽根は「真実の象徴」であるとされ、死後の世界を綴った「死者の書」では魂の潔白を表すための重要なモチーフとして描かれています。
神様は天空にいると考えていた昔の人々にとって、鳥の羽根は神様に近づくための大切なアイテムのひとつ。
神様の使いとされる天使に翼を与えたのも、天地を行き来するためです。そのことから羽根は、神と人とを繋ぐ神聖なものと考えられていたことが伺えます。

またアメリカや日本では、魔除けや安産のお守りとして使用されていた歴史もあります。
魔除けのお守りとして日本でも流行したドリームキャッチャーがそのひとつです。
羽根には「良い夢を留まらせる」という意味があるのだそう。

羽根はハワイに伝わる伝統のジュエリー、ハワイアンジュエリーでも定番のモチーフです。
ネイティブアメリカンの中では勇敢な戦士に、鷹の羽根を贈る風習がありました。
神に近い存在とされていた鷹の羽根は名誉の勲章代わりであり、たくさんの羽根を持つものを英雄として称えていた歴史があるのだそうです。

ネイティブアメリカンには友好の印に羽根を贈るという風習があったことから、羽根モチーフには「友情」や「平和」という意味も込められています。
羽根モチーフを贈ることは真の友情の証とされ、親愛の気持ちを込めたプレゼントには羽根モチーフジュエリーが選ばれています。

内に秘めた能力を引き出してくれる羽根モチーフ。そんな羽根モチーフジュエリーは、仕事や人間関係のマンネリを打破したいという人におすすめです。
現状を突破するための自由な思考や広い視野を与え、夢の実現をサポートしてくれます。
また、新たなチャレンジの後押しをしてくれるから、新しい恋や新たなステージでの活躍を願う人にもぴったりです。

カジュアルになりがちな羽根モチーフジュエリー。大人の女性にふさわしい羽根モチーフジュエリーを選ぶためには、どんな点に気をつければいいのでしょうか？
アイテム・素材・デザインごとに選び方のポイントを見ていきましょう。

アイテム

たくさんのデザインや素材から選びたいなら、バリエーション豊富なネックレスがおすすめです。心臓に近いネックレスは、お守りとしての効果を高めてくれるアイテムでもあります。他にもコーディネートのワンポイントにもなるブローチや、さりげなく身に着けたいならピアスを選ぶと、主張しすぎずモチーフの可愛さを堪能できます。

素材

羽根モチーフジュエリーにおすすめの素材はプラチナです。プラチナの凛とした輝きがモチーフのシルエットを引き締めて、洗練された雰囲気を与えてくれます。
さらにダイヤモンドを留めたものを選べば、胸元や耳元が一層華やかに。プラチナのピュアな白色がダイヤモンドを引き立て、羽根モチーフにふさわしい神聖な輝きを演出します。
願いを叶えるためのお守りにしたいという人は、誕生石との組み合わせがおすすめです。生まれ月の人に幸運を運ぶ誕生石が、守護の力を高めてくれそう。

デザイン

羽根モチーフジュエリーのデザインは、抽象的すぎると子供っぽくなりがちに。リアルなデザインでも大きすぎると個性が出すぎてしまいます。
本物の羽根を模したようなリアルさがありつつ、小ぶりのものを選ぶのがおすすめ。会社やちょっとしたおでかけなどデイリーに身に着けたい羽根モチーフなら、横にしたモチーフの両端をチェーンで繋いだデザインが人気です。

人々の心に翼を与え、ポジティブな変化をもたらしてくれる羽根モチーフジュエリー。
自由を象徴する羽根はネガティブに囚われている心を解き放ち、あと一歩の後押しをしてくれるはず。
新たなステージへと羽ばたく友人へのプレゼントはもちろん、頑張る自分へのご褒美ジュエリーにもぴったりです。
一生大切にできる理想の羽根モチーフジュエリーと出会えますように。