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2019.4.12
2023.8.18
みなさんは「サムシングフォー」について聞いたことがありますか?結婚を控えている女性は耳にしたことがあるかもしれませんね。実は花嫁さんと深く関わりがあるものなのです。
サムシングフォーというのは、式の当日に「古いもの」「新しいもの」「借りたもの」「青いもの」の4つを身に着けた花嫁は幸せになれるという欧米の習慣です。海外ではポピュラーなものであり、最近は日本でも取り入れる花嫁さんが増えています。
サムシングフォーの由来は諸説ありますが、英国の伝承童謡「マザー・グース」の歌詞が由来しているという説が有力なようです。
Something old, something new,
(なにかひとつ古いもの、なにかひとつ新しいもの)
Something borrowed, something blue,
(なにかひとつ借りたもの、なにかひとつ青いもの)
And a sixpence in her shoe.
(そして靴の中には6ペンス銀貨を)
マザー・グースの歌が有名になった時代は、政略結婚から恋愛結婚に移り変わった時代とも言われており、そこから女性の幸せを願うものとして広まったとされています。
青いものは純潔の象徴とされています。青は幸せを呼ぶ色でもあり、聖母マリアのシンボルカラーでもあります。
借りたものは、隣人愛の象徴とされています。すでに幸せな結婚生活を送っている人にあやかるという意味があります。
古いものは先祖から受け継がれた家族の絆、伝統、富などの象徴とされています。
新しいものは、これから始まる新生活の象徴とされています。新たな生活が希望に満ちたものになるようにという願いが込められています。
やってみたいけど、具体的にどんなものを身に着けたら…なんて困ってしまう方も多いのではないでしょうか。明確なルールがあるわけではないので、基本的には自由ですが、参考までにサムシングフォーの取り入れ方をご紹介します。
サムシング・ブルーは花嫁の純潔さ、清らかさを象徴するものなので、あまり人目につかないところにそっと取り入れるのが良いとされています。
例えば、白いブーケの中に一輪の青い花を入れる、白いガーターに青いリボンが飾られたものを着用するなど。事前準備が必要となりますが、結婚指輪の内側に青い宝石を入れるというのも素敵です。
中には、思い切ってウェディングドレスを青色にしてみたり、青が基調とされている会場で式挙げるという人もいるようです。
サムシング・ボローでは、幸せな結婚生活を送っている友人・知人から結婚式にまつわるアイテムを借ります。人気なものとしてはハンカチ、手袋、ベールなどです。身に着けるものではありませんが、リングピローを借りる方も多いようです。
ほかにも、物に限らず誰かの「手を借りる」という方法もあります。花嫁さんがお色直しのために会場をいったん退出する際、エスコート役にサプライズで家族や親友を指名するという演出も人気です。
サムシング・オールドでは、祖母や母親から譲り受けたイヤリングやネックレスを身に着けたり、母親が着たウェディングドレスをそのまま着用するという方法で取り入れられます。
他にも、赤ちゃんのときのおくるみや幼いころに気に入っていた洋服を小物などにリメイクして身に着けるという取り入れ方もあります。
サムシング・ニューは結婚式に向けて新調したものであればなんでもOKです。ドレスはレンタルという方も多いと思いますので、そういう場合はドレスに合わせる靴を新調したり、新しい下着を着用したりするのがおすすめです。
また、大切に保管していた結婚指輪を、挙式の際に初めて身に着ける場合には、結婚指輪もサムシング・ニューのアイテムとして使用することができます。先ほど、サムシング・ニューは「これから始まる新生活の象徴」とご紹介しましたが、結婚指輪は新生活において常に身に着けているものですから、そういった意味でもぴったりのアイテムです。
ぜひ、これからの夫婦生活を幸せに導くための結婚指輪を彼・彼女と探しに行ってはいかがでしょうか?
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