プラチナ・ジュエリーの国際的広報機関による情報サイト
PLATINUM CELEBRITY
2021/02/01
今回は、何十年にも渡り目を見張るような宝石を用いたプラチナ・ジュエリーを作り続けるアイコニックなブランド、ハリー・ウィンストン、カルティエ、オスカー・ハイマンを紹介します。
色とりどりの宝石の色を邪魔せず、本来の輝きを引き出せるのはプラチナの純粋な白色ならでは。また、プラチナはその粘り強い性質により、細く小さな爪でも宝石をしっかりと留めることができるのです。生まれながらに白く上品な輝きを放つプラチナは、時代を超えて輝きつづけるジュエリー・デザインに数多く採用されています。
写真の手前側、背中が写っている男性が、ジュエラーハリー・ウィンストンです。この写真は、1960年3月にニューヨークの5番街にある店舗でジュエリーを確認している様子。安全上明かされなかった彼の顔写真は、死後になって公開されました。
ハリー・ウィンストンの最も象徴的なプラチナ・ジュエリーデザインには、ホープ・ダイヤモンドネックレスやリースネックレスなどがあります。
このカルティエのネックレス(1928年製、仏・パリ)には、プラチナとダイヤモンド、ルビー、トパーズがふんだんに使われており、写真は2009年にロンドンで開催された「マハラジャ:インドの王宮の輝き」展のフォトコールで撮影されたものです。
1925年に、パティアーラのマハラジャBhupinder Singhが、自身の宝石コレクションからカルティエにリメイクをオーダーした逸品です。完成までに3年もの歳月を要し、一顧客のオーダーとしてはパリ支店最高額を誇り、未だにこの記録は破られていないそう。
オスカー・ハイマンによるこのスケッチのプラチナ・ネックレスは、 Q-tip(綿棒)の発明家であるLeo Gerstenzangのために制作されたもので、後にマイケル・ジャクソンがエリザベス・テイラーのために購入しました。
オスカー・ハイマンはカルティエのために、 “テーラー・バートン・ダイヤモンド”と呼ばれる世界的に有名なダイヤモンドをプラチナにセットしたネックレスもデザイン・制作し、そのネックレスは後に、同じくエリザベス・テイラーの元へと渡りました。
(写真;上から2つ目までGetty Images、Oscar Heyman)